禁煙によりもたらされる精神安定
禁煙をすると美容面や健康面でも良い影響を受けることが分かっていますが、禁煙にはそれだけでなく精神を安定させる効果もあります。本当の意味で精神が安定するので、快適な生活を送ることができるようになります。
リラックス効果は生まないタバコ
タバコを吸うとストレス解消・リラックスできるなど、世間ではタバコが精神安定にいいと言われてきました。科学者の間でも正確なことが分からなかったため、幾度も論議が重ねられていました。
しかし、近年の研究結果で「ニコチン依存から解放されれば、精神状態が改善される」ということが発表されました。そのことでタバコは精神安定を生むことはなく、逆に不安定な状態が作り出されていることが分かったのです。
本当の精神安定は禁煙から
タバコが精神安定にならないのは、数値でも明確に示されているようです。禁煙を行うと、喫煙を続けている場合と比べ、健康状態の値を示す数値が全ての項目で下がり、正常値に近づいたからです。つまり、全ての項目で改善が見られたということを示しています。
また、禁煙をしても精神状態が悪化するということはないことも証明されました。さらに、禁煙は抗うつ薬を服用するのと同じぐらいの効果が期待できるとも言われています。本当の意味での精神安定は禁煙がもたらしてくれるのです。
タバコの錯覚から解放される
喫煙をすると落ち着く、リラックスできるといった間違った認識が生まれたのは、ニコチンによる錯覚が原因として挙げられます。
ニコチンには安定作用があるので、喫煙中の一時的な精神の安定を勘違いしてしまったのです。実際、喫煙者はタバコを吸い終わると気持ちの落ち込みや動揺、不安などの禁断症状に襲われています。
しかし、喫煙者はそれらをタバコではなく、ストレスなど他の要因に結びつけてしまうので気づかないのです。
禁煙をすることにより、このような症状から解放されるので、心身ともに健康を取り戻すことになります。