禁煙を考えるとき。
どんな状況が多いでしょうか。タバコの値上げ、体の調子が悪い、周りの白い目。色々原因はありますが、好きで吸っているものをやめるのって、結構ストレスですよね。ヘビースモーカーであれば、長年連れ添った大事な人と別れることと同じくらいの心境なのでは?気持ちをすぐに切り替えられないっていうのは、痛いほどわかります。
でも、「今度こそ禁煙に踏み切りたい!」「禁煙に挑戦したい!」というあなたに「禁煙を思い立ったら、こんな準備をすれば成功に近づけるよ!」という情報をお伝えします。
好きなアイツとスッキリと別れることができる。そんなお手伝いができればと思います。
「スパッとやめる!」気合で禁煙しようとして失敗。
「禁煙なんて簡単だ!」「いつだってやめられる!」「今日からやめちゃうよ!」っと、勢いで禁煙に走る猛者が、なんと多いことか。しかし、行き当たりばったりである分、挫折する割合も多いようで、禁煙できない理由を周りのせいにしたり、なにかしら理由をつけて喫煙をしたりで、いつの間にか喫煙所の常連に戻って「8時間禁煙できた」「俺は3日も続いたぜ!」と豪語している「にわか禁煙人」がいます。
彼らは、何が失敗の原因だったのでしょうか?
勢いで禁煙したらダメなんでしょうか?
失敗の原因、それは、「準備不足」です。
禁煙は準備が8割。「早く」ではなく「確実に」やめる
禁煙するのに準備なんて必要なのか?と思われるかもしれませんが、何事も「準備」は必要です。厳しいですが、大事なことを無計画に進めて成功することは無いと考えましょう。
そして、勢いで禁煙に走る人は、大抵、本気では無いことも多いようです。
失敗しない禁煙プランの立て方。「心がけ編」
では、具体的に「失敗しない禁煙プランの立て方」って何でしょう?ここでは、多くの禁煙に取り組むチャレンジャーの為に、失敗しない禁煙プランを確認していきましょう。
【禁煙する理由をはっきりさせる】
あなたは、何故、禁煙しようと考えたのでしょうか?禁煙の理由をはっきりさせることで、これから取り組む禁煙への心がけが定まります。揺るがない覚悟を持つために、禁煙理由は明確にしましょう。
・健康診断で、喫煙が原因の体調不良や、数値の悪化を指摘された。
・度重なるタバコの値上げに耐えられなくなった。
・定期的に自己流禁煙をしているが、いつの間にか普通に喫煙している自分が嫌になった。
・外出先でタバコを吸いたくなって、喫煙所を必死に探している時間が無駄に思えた。
・タバコを吸っていると、周囲の目が気になる。明らかに悪者扱いされている。
・自分の煙はいいが、他の人の副流煙は吸いたくないのでやめたい。
・付き合っている人が、言葉にしないが、明らかに嫌悪感を示している。
等、人それぞれ、様々な理由がありますが、なぜ自分は禁煙するのかという理由を明確に持つことができない限り、禁煙は失敗すると考えたほうがいいかもしれません。
【禁煙してどうなりたいのかを決める】
禁煙をしたら、自分はどうなりたいのか。これを定めることで、目標達成が見えてきます。
・禁煙したら、タバコ代を他の趣味(旅行費、飲食代、資格取得代等)に充てる。
・禁煙したら、健康な体に向かっていく。健康診断の数値も良くなる。
・禁煙したら、食事を今まで以上に美味しく感じることができる。
等、自分が禁煙達成した姿を想像することで、ブレずに目標に向かうことができます。
目的を掘り下げる
しかし、このレベルで考えることをやめてはいけません。明らかに不十分です。
ここまで、「禁煙」という言葉を使ってきました。では、タバコを辞めるためにこれから喫煙を我慢しようと考えているあなたに1つお聞きします。
一生タバコを「我慢」するのがあなたの目標ですか?
というのも「禁煙」という言葉には、ふたつの意味があります。
(1)病気などの事情によりタバコを「止める」こと
(2)一定期間(または時間)タバコを「我慢する」こと
ここでちょっと考えてみてください。「吸いたいけどもう止める」を(1)、「吸いたいけど吸わせてもらえない」を(2)だとすると、吸いたい気持ちが根本にあることに変わりないと思いませんか。つまり、「禁煙」という語には「我慢」という概念がついてまわるということです。
私たちが目的とするのは、あくまで「タバコのない生活」のはずです。
それは、「タバコを吸いたい」という気持ち自体をなくすということです。
このレベルに到達することはもはや「禁煙」ではありません。
無理に「禁じる」のではなく、真の意味でタバコから「離れる」という意味で、「離煙」とでも呼ぶべきでしょう。
私たちの目標は、まさしくこの「離煙」であるべきではないでしょうか?
「離煙」を可能にするプランの立て方。「実行編」【吸わなくてもノーストレス】
では、どうすれば「離煙」の境地に達することができるのでしょうか。
我慢する「禁煙」が目標なら、強靭な意思力を持ってタバコを我慢すればいいでしょう。
しかし「離煙」でそれは通用しません。「我慢」から入った人のほとんどは「吸いたい」という気持ち自体をなくすことができないからです。
人間には「禁じられたものほど欲しくなる」という本能が備わっているのです。さらに言えば、我慢を強いる「禁煙」の仕組みそのものが、再煙を誘発してしまうのです。
ではどうすればいいのでしょうか。結論からいえば「我慢を要求しない」禁煙方法を探さなくてはなりません。
「我慢しなくていい」禁煙手法を利用する
先ほども申したように、「我慢」は再煙のリスクが飛躍的に上がってしまいますので、徹底的に排除しなければなりません。
では、「我慢しない」禁煙方法は実際に可能なのでしょうか。
理論的には「可能」です。
あなたがタバコと別れられないのは
①ニコチンによる身体的な依存
と、
②長年タバコを吸い続けてきた習慣による心理的依存
そして、この2つは相互に作用します。
・ニコチンを摂取(①)することでドーパミンが分泌され、満足感を覚える
↓
・ニコチンが切れてイライラ
↓
・再びニコチン摂取(①)することでドーパミン分泌(=満足感)が癖になり、習慣化(②)
↓
以下無限ループ
この連鎖を断ち切るためには、①②の両方を取り除けばいいのです。
従来の「禁煙」方法では②へのケアを怠っているために「我慢」が生じ、ストレスや再煙リスクというデメリットが生じているのです。ドーパミンの分泌は非常に強力な依存性がありますから、意思力で太刀打ちするのは簡単ではありません。
理想はタバコを吸いながら離煙の方向に進んでいける方法であるべきでしょう。タバコを意図的に吸わない、あるいは減らすという時点ですでに「我慢」が生じているからです。
「吸いながら離煙」を可能にする「ゆでガエル式ニコチンカット」
では、「身体的依存(=ニコチン依存症)」と「心理的依存」の双方にアプローチできる方法とはなんでしょうか。
その1つの答えとして、「ゆでガエル式ニコチンカット」とも言うべき方法があります。
1度に摂取するニコチン量を脳が気づかないほど微量なペースで段階的に減らしていき、喫煙によるドーパミンの分泌を減らす、という戦略です。この「脳が気づかない」というのがミソで、いつものタバコを吸っているつもりが「気づかないうちに」ニコチン量が減っている状態を作り出します。当然、味もいつものままです。
先述のスパイラルは徐々に力を失っていき、しまいには完全に解体されるでしょう。つまり、ほぼほぼ空気だけを吸っているような状態になります。空気に依存性はありませんから、いずれは習慣もなくなっていくことが期待できます。
31段階の「ゆでガエル式」でストレスなく離煙
31本の専用パイプで1日3%ずつニコチンを減らしていき、1ヶ月で90%以上のニコチンをカットします。
3%だとニコチンの減少に気づかないため、「いつものタバコだ」と脳が錯覚してくれます。
パイプは1番から31番まであり、1日ごとに数字の大きいパイプに切り替えてください。番号が多いほどニコチンを薄める力が強くなります。
不思議なことに、どんなヘビースモーカーも99%もニコチンをカットされると「タバコはもういいや」となるものなのです。結果、禁煙に成功するんですね。