「いくら吸ってもいいのなら」と軽い気持ちで始めました。

  • 三重県 大西幸一さま 40歳

タバコをやめて2年8ヶ月経ちますが、吸いたい気持ちが起きないんです。「絶対やめる!」という強い意志は全くなく、「まあ試してみるか」という気持ちで始めたのに。本当に不思議です。もう体がニコチンを必要としていないんでしょうね。喫煙歴は17年。多いときは1日3箱も吸っていたヘビースモーカーでした。朝起きて一服、通勤途中に2~3本。仕事中は何度も席を離れて喫煙。休日は1日中吸いっぱなし。おかげで毎朝ゲホゲホと痰がすごくて。禁煙のきっかけは、ウチの嫁です。嫁に「体が心配だからやめて」と何度も言われていたんです。タバコのない人生なんて想像がつかなかったので、私自身はやめる気がなかったのですが…。離煙パイプを知ったのは、雑誌の広告です。当時広告に出ていたのが、タバコのイメージが非常に強いタレントだったので、「この人がやめられたのなら」と気になっていました。ある日、朝刊に載っているのを見て、これも何かの縁かと思い注文。パイプの代金は嫁が出してくれました。届いた翌日から離煙パイプをスタート。もちろん、タバコの本数も銘柄もいつも通り。私の場合、「こんなのでホントにやめられるのか」と心配になったほど違和感がないまま、最後のパイプNo.31を迎えました。嫁に「約束だから、吸わないで」と言われたことや、やや意地もあって、31日目ですっぱり離煙。封を開けたタバコは捨ててしまいました。未開封のタバコが1箱あったので、それは神棚に。今もそのまま祀っていますよ(笑)。万が一に備え、パイプを全て洗ってとっておきましたが、いつの間にか、どこかに行ってしまいましたね。タバコをやめた直後から、やれ分煙化だ、やれ増税だと、愛煙家を取り巻く環境が厳しくなったので、丁度いいタイミングでした。禁煙したおかげで、咳や痰が出なくなり、健康になりました。嫁からは「副流煙がなくなってうれしい」との言葉。喫煙の度に離席することがなくなったので、仕事の効率が上がりましたね。ありがたいことに、嫁の作ってくれる晩御飯が、ますますおいしくなりました(笑)。

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