あなたが集中力を高めたいのはどんな時?
仕事で追い込みに入るとき。会議の前。みんなの前で発表するとき。カラオケを歌う前。あの娘に告白する前。皆さん、様々な集中したい場面があると思います。そんな時に一服すると、集中力が高まる感じがしませんか?特にここ一番!っていうときは、いつもより深く吸って気合を入れることありませんか?しかも、深く吸いすぎてクラっとなると、なんか効いているような気がして。 ただ、結果的に本当に集中できていたのかは、ちょっと疑問ですよね。タバコを吸うと集中力ってアップするもんなんでしょうか?
ヤニクラって聞いたことありますか?
頻繁にタバコを吸っているとあまり感じないですが、久しぶりの一服だったり、普段は浅く吸っていて、たまに深く吸ったときに、頭がクラっとすることがあります。この現象を、ヤニクラ(ヤニ=タバコ、頭がクラクラ=クラ、造語)と言うそうです。
別名、ニコチン酔い、とも。このヤニクラですが、原因は、ニコチンによる血管収縮と一酸化炭素による血中酸素濃度の低下。簡単に言えば酸欠だそうです。これって、火事で亡くなる原因上位の一酸化炭素中毒と同じことじゃないですか。ということは、クラクラするのは、集中力がアップする前触れではなく、体に悪い現象ってことですよね!
更に、めまいがしたり、冷汗がでたり、動悸がしたり、吐きそうになったり、顔色が真っ青になって、気分が悪くなったりしませんか?この症状は、急性ニコチン中毒の症状だそうです。ヤニクラを回避するには。優しく、ゆっくり、煙を肺に入れないように吸う。肺喫煙ではなく、口腔喫煙をする。
また、空腹時、血圧が低いとき、風呂上がりに吸わない、体調が悪いときは吸わない、頭痛がするときは吸わない、ということも予防になるようです。もし、クラクラしてきたら、キレイな空気のある場所で深呼吸をすると症状が軽減されるようです。 ヤニクラ、恐るべし!気を付けましょうね!
でも、実際にタバコを吸って、集中力が高まる感じがするんだけど?
タバコを吸って、集中力が高まる、頭がすっきりする、気分が落ち着く、この経験は何なの?と思いますが、これは、タバコによる「まやかし」だそうです。
例えば、タバコを吸って頭がすっきりするのは、タバコを吸えないという状況で、脳の覚醒レベルが低下していて、それが、タバコを吸える状況になり、脳の覚醒レベルが平常時に戻っただけ。つまり、覚醒レベルが上がって集中力がアップしたのではなく、タバコを吸うことで平常時に戻っただけということだそうです。
つまり、タバコを吸って集中力アップは期待できないということです。逆に、いつもより深く吸い込んだり、本数を多くしたりという行為は、ニコチン中毒まっしぐら。体に悪影響しかないのです。
いやいや、自分はタバコを吸っていて「閃いた!」って経験あるぞ!というのは、タバコを吸っていなくても閃いていたってことです。集中力がアップした!と思っているなら、それは、まやかしなのです。チッキショ~。
本当に集中力をアップしたいのなら
では、本当の意味で、集中力をアップさせる方法は何があるのでしょうか?人それぞれ、集中力アップ法はあると思います。自分に合った方法が見つかるといいですね。
【体調を整える】
体の調子が悪いと、集中することが出来ません。いつでも集中したいのであれば、常に自分の健康には注意しましょう。寝不足、二日酔いなどの状態で、良い結果は出せませんよね。
【邪魔なものを無くす】
集中に必要ないものは排除しましょう。その場に関係のないもの(机環境であれば、必要ない資料、文房具など)、自分を誘惑するもの(自宅環境であれば、漫画、スマホなど)をしまうことで、集中できる環境を整えましょう。
【音環境を整える】
周囲がうるさくて集中できないならイヤホンをする、席を移動するなどしましょう。人は集中していると周囲の物音は気になりません。うるさいと感じるのは集中できていない証拠です。
【温度を整える】
暑い・寒いなどの温度や、乾燥・ジメジメなどの湿度が影響する場合もあります。適度にエアコンやヒーター、加湿器や除湿器を活用し、快適な集中できる環境づくりにつとめましょう。
集中力をUPするには自分が集中できる環境を知り、その環境を自らつくり出すことが先決なんですね。環境が整ったら、集中する方法を探っていきましょう。
1.時間を決める
踏み出しの一歩として、時間を設定する。5分でも10分でもいいので、作業をやりきることで集中力をアップできる。アラーム設定できれば活用する。
2.休憩時間を決める
集中したら休憩を繰り返す。集中力は続きません。休憩することで、より集中力をアップすることができます。慣れてきたら、集中時間と休憩時間を長くしてみましょう。
3.集中が切れそうになったら、一か所を見つめる。
集中が途切れ、他のことを考えそうになったら、一か所を数秒見つめて集中力を取り戻しましょう。
5.やることが多い場合は、細かく区切る。
作業を細かくし、集中と休憩することで、効率よくこなすことが出来ます。
上記の方法のほかにも、様々な方法があります。自分が集中できるやり方がみつかるといいですね。
・鏡を見て笑う。自分の笑顔を見ることで、リラックス&集中力アップに効果があります。
・うずまきを見る。渦巻柄は人を集中させる効果があるそうです。
・仮眠をとる。眠気がある状態では集中は出来ませんよね。寝不足であれば、仮眠をとることで、ぐっと集中力はアップするはずです。
・軽く運動をする。例えば、座っている時に背筋が曲がっていると、無理な姿勢を取り続けたことにより腰痛や肩こりがひどくなり、集中できない可能性があります。
また、姿勢が悪いとさまざまな神経が圧迫されるため、脳への血流も減少し、集中力が低下します。集中する前に、体を動かし、深い呼吸をすることで、血流もアップし、気分転換もできて、良いパフォーマンスを期待できます。
集中しようとして、ヤニクラ状態にならない為には
タバコを吸うことで、集中力アップできない。むしろ、集中できているという、まやかしに憑りつかれ、気づいたときはニコチン中毒になる恐れすらある。だったら、喫煙自体をやめてしまう選択もアリじゃないですか?
とりあえず、気軽に禁煙にチャレンジしてみることをお勧めします。以下のチェック項目に当てはまるようなら、ご一考を!
こんなあなたにおすすめです。
☑いつの間にか、タバコ無しでは集中してる感じがしなくなるのが怖い。
☑健康的な生活をしていきたい。
☑無理せずに、自分のペースで禁煙したい。
☑他の禁煙グッズで挫折経験がある。
☑イライラしながら禁煙したくない。
☑「禁煙節約効果」を実感したい。例)600円×30日=18,000円/月×12カ月=216,000円
☑最近、自分の健康が気になり始めた。
など
ストレスなく禁煙できるのであればやってみたい。タバコにかかる金額を他に使いたい。自分や家族の健康、ストレス軽減、コスト削減を考えているあなたはこちら(離煙パイプとは? | 離煙パイプ公式サイト-ストレスなく成功する禁煙グッズ (rienpipe.jp))もお読みください!
【参考サイト】
まつど市 知っておきたいタバコのワナ
禁煙ライター:山中美紀